トンビが鷹を生む

2年以上ぶりの更新である。あまりに久しぶりすぎてこのHPの使い方すら分からないほどであったが、よくも管理画面にログインできたものである。ギリギリでパスワードを思い出すことができた。

tiktokで以前話題になったある動画について。
内容は以下である。

東大生の親はどんな人なんだろうか、というインタビュー。東大生のご両親は経歴も凄いんだぞというエピソードが続く中、ある女の子の両親の学歴は低く(高卒)、とんびが鷹を生むの実例として取りあげられていた。そこで女の子が、とんびが鷹を生んだのではなくて、とんびの両親が私を一生懸命に育てることによって、とんびである私が鷹のように翔ぶことができるようになった、という感動話である。

マツコ・デラックスほどの人も感心していたので、確かにいい話である。

ただ、この動画についてどうも違和感が残ったので、
その違和感の正体を見極めるためにサイゼリヤでワインを飲みながら考えてみた。

違和感の正体は、この動画の前提についての疑問であった。

つまり世間の多くの人々は・東大生の両親は高学歴だろう・お金持ちで当然・そうじゃなければ東大なんて行けないでしょ~

という考え方を自然に前提として受け入れているのである。私が感じたのは、この考え方に対する違和感であった。全然そんなことないのになぁ、と思うのである。

いやいや、とは言っても、お金があるから子どもの教育に湯水のように課金できるし、それによって子どもの学力は上がる、死ぬほど勉強して中学受験を経験し、その延長に高学歴大学への道が拓かれるんでしょ。

一理あるけれど、ほんの一つの理である。他にもいくらでもやりようはある、あるというか自分で見つけ出すべきである。

お金に余裕がない→子どもの教育に思うように課金ができない→親として情けない→子どもが可哀想だ→家計を圧迫しても塾のお金を捻出するべきだ

なんてことになると悲惨である。全然そんなことをする必要はない。塾に行くか行かないかは家族会議をするとして、

お金を掛けるほうが掛けないよりベター

なんだから、お金を掛けるのは親として当たり前、金を何とか捻出するぞ、という考え方はお金の使い方としてはいまいちである。コストパフォーマンスを丁寧に算出してからでも入塾を検討するのは遅くない。

その塾に入ったとして、掛けるコストに見合う成長が期待できるならば是非とも塾に入れてあげればよろしいと思う。ただし家計的に無理しないでほしい。分をわきまえるべきであろう。

子どもは中学から高校にかけて自立の準備を始めていく。高校受験や大学受験はちょうどよい成長のステップではないか。それなのに、親が、自分の子どもの受ける高校や大学を決める等はナンセンスである。自分の人生に関わる重要なことを、子ども自身で判断しない・できないのであれば非常にその子どもが心配であるので、御両親はどうやって子どもを自立させていくのか、ということについて、早急に考えなければならない。

そして子ども自身は、自分の周囲の環境や家計を可能な範囲内で最大限に利用しながら、その中で武器を探し経験値を積んでレベルを上げ、ボス戦に臨むべきであろう。やり方はいくらでもある。創意工夫が問われる。大いに悩んで努力を重ねればいいと思う。自分のストーリーは自分で作るのである。中学生活、高校生活はまるでロマンシングサガ。とても難しいがやりがいのあるチャレンジである。

自分自身の行動に自分で責任を持つのである。この機会を逃して君はいつ自立するのであろうか。

本人も御両親もそれについて

とうとう考える時がきたのである。

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