二次試験【世界史その2】

2年以上ぶりに2つの記事を新規投稿したところで、一人の友人に

ブログ更新しましたよね?

って言われた。お前、なんで気付いたん???
こんなサイト見てないでちゃんと仕事しろよ。

よく飲みに行く悪友である。こんな悪友ほど案外長い付き合いになるのかもしれない。もうなってるぞ。

世界史のテストはよくできたのだと思う。なぜなら国語と英語がそもそも東大受験レベルに達していなくて、数学でもこけて、しかし文科三類に合格できた訳だから、つまりは社会の出来がよかった、としか考えられないからだ。

世界史の学力については少々自信はあった。特にマーク模試では無双していた。

日本体操界で、内村航平の一つ前の世代の大エースに富田洋之という方がいる。アテネ五輪団体金メダリストで世界で最も美しい体操を実施する人に与えらえるロンジン・エレガンス賞をもらったくらいの人だが、この人は体操の競技会に臨む際には、審判に対して

減点できるものなら減点してみろ!

っていう気持ちで試合に臨んだそうである。

僕も世界史のマークテストはそんな感じだった

基本的にマーク模試では間違えなかった。マーク模試って社会の場合は4択になる。普通は4択になると、怪しい3つを消して最後に残った奴を見つめて、これだ!と正解に辿り着くのであるが、私レベルに達すると

最初から正解だけを探しに行けた。

間違っている選択肢は検討する必要が無いのである。もう正解は見つかったので。

そういうレベルに達していたので、基本的に間違えようがなかった。教科書を逸脱することはないので、教科書をしっかり読み込んでいれば、そんなに難しくないのである。

センター試験本番でも世界史は満点だった。二次試験もその流れでまぁまぁできたんだろうと思う。社会さまさまである。

世界史の話でいうと、私は産業革命あたりが大好きである。産業革命は18世紀後半にイギリスで始まったというのが常である。ツネといえば右肘左肘交互に見て、である。

産業革命にまつわる物語は非常に楽しい。そもそもなぜイギリスで産業革命が起こったのか。まず、イギリスは17世紀のうちに社会革命を終えていた、というのが大きい。権利の請願とか権利の章典とかいうイベントを17世紀のうちに終えて、王政から脱して近代社会国家、国民主権や憲法制定、みたいなことを早くに進めていた。国が治まれば産業は興りやすい。そのうち18世紀半ばに誰かが蒸気機関を発明して布製品の大量生産化などなどに成功するのである。

その頃、諸外国は何をしていたか。特にフランスは近代社会国家のスタートとなる例の

フランス革命は1789年

イギリスが機械でバンバン機織りしている間、フランスでは農民が蜂起して貴族と聖職者を相手に鉄砲をバンバンしていたのである。この時点でイギリスとフランスとの間には

100年の差

が空いてしまう。100年と言えばすごいアドバンテージである。イギリスはこのアドバンテージをいかして、その後の世界を一時征服するほどの力を持つことになるのである。ちなみにフランス革命は「ベルサイユのばら」という漫画作品にあたれば非常によく分かるので超お薦め。私はオスカルよりも断然フェルゼン派である。特にオスカルを危険にさらすことになるアンドレは好きではない。これを言うと女子に嫌われる。

産業革命以降の歴史は嫌い、という人もいる。こういう人は日本史を選択することになるようである。なぜだろう、こんなに楽しいのに。ナイチンゲール伝記とか、「キャンディキャンディ」とか、「オルフェウスの窓」とか、手塚治虫の「アドルフに告ぐ」とか、歴史のついでに学べる名作漫画等にも触れてもらいながら是非世界史を楽しんでもらいたいものである。

二次試験【世界史その1】

今日は二次試験「世界史」の思い出である。

当時、毎日死ぬほど勉強するしかなかった受験生時代の自分にとって、世界史はオアシスだった。特に英語・現代文が苦手で成績も東大レベルには遠く及ばず、たくさん勉強しなければならなかったが非常にしんどい、だから社会の勉強はもはや娯楽と化していた。やっていると非常に楽しいのである。私が文系に進もうと思ったのは、数学と理科が嫌いだから、ではなかった。むしろ好きだったのだが、

それ以上に世界史・地理が好きだった

なぜかと言われると返答に困るのだが、きっと「物語がある」というところが好きだったのである。私はメルヘンチックであった。

画像は当時の教科書である。受験時の資料は殆ど何も残っていないのだが

世界史の教科書だけは捨てられない

何だか愛らしくて。

世界史の勉強って主に、
山川出版の教科書がメイン
山川出版の用語集
図の資料集
河合塾の講習の際のテキスト
本屋で買ったテキスト

とかを利用して勉強していたのだが、私の場合はとにかく

それらの情報を全て教科書に集約

させて、勉強は1冊で済むようにしていた。自分だけの超オリジナルの1冊を作ることに命を賭けていた。

膨らみに膨らんだ1冊を

時々ヤフーニュースで、受験生が付箋を貼りまくった手垢だらけの参考書がすごいという内容の記事が出たりする、それと全く同様である。

これは別に誰かに聞いた訳でもなく自分でそうしたかったのである。持ち運ぶ荷物も1冊で済むのである。自宅から河合塾まで自転車で40分かかる、あるいは電車で1時間かかる、という状況が自然とそうさせたのかもしれない。とにかくひたすら、教科書にボールペンで書き込みまくった。

画像は中世のヨーロッパの農業の話である。この話は何となく覚えている。重量有輪スキである。スキというのは畑を耕す道具のこと。世界史の単語の中でも重量有輪スキというのは異色を放つ単語である。「カノッサの屈辱」とか「無敵艦隊」とかと比べると日常的な単語の羅列なのである。重量、有輪、鋤、って、、、wwwめっちゃ普通やんw

なぜこれが重要なのかというと、「重量」というのはつまり耕す道具が「重い」ということ、重いと固い土でも「深く耕せる」のである。これがポイントである。土は深く耕せば耕すほど良いらしいのである。これが現れるまでは、深く耕せなかったということだ。

また、中世ヨーロッパの農業には他にも色々な特徴があった。三圃制である。農業というのは難しくて、同じ土地で同じ作物を何年も育て続けることは原則として

不可能なのである

なぜかというと、
収穫後に畑の力はなくなる←肥料の投入が絶対に必要
同じ作物ばかり育てると病気・虫害に弱くなる←多分遺伝子的な問題も含めて
等など

三圃制というのは、
作物を育てる
休耕させる
何かショボいものを育てる

的なことをローテーションさせることで、それらの問題点を回避しようというやり方のことである、多分。そしてこれは中世の農業革命と言われている。革命というくらいだから、恐らく農作物の収穫量を異次元のレベルで増大させたのだろう。

なんだか物語があるのだ。当時の農家の人々の苦心が脳裏によぎるのである。またこれは地理の勉強にも繋がる。農業について考察が深まっていく。

ちなみに、古代エジプト文明の勉強の際には、教科書には

毎年ナイル川が氾濫

することで、エジプト文明は繁栄することができた、と書かれているのだが、これは最初は意味が分からなかった。しかし地理の勉強をすることで、その意味が分かるようになる。すなわち、川が氾濫することで、川の水に含まれた栄養分が土を富栄養化し、作物を収穫した後のやせた土地を

再び潤す

という話なのである。いや~ためになるブログだなぁ。

日本の扇状地もそうである。山から栄養分を含んだ川の水が流れ込むことによって、よい畑作地になるのだ(多分)。また、日本の周辺の海に美味しい魚が多いのもこのためである。日本には山と雨水(雪含む)が多い。山が雲を遮り雨を降らし地下水がしみこみ、あるいは雪が解けても同様である、そして山には動物の糞や枯葉が大量にありそれらを微生物が分解したりしながら栄養分を創り出す、栄養分は水と共に川となって流れる、その結果、海に多くの栄養分が流れ込み魚が集まってきて美味しく太っていく、という理屈である。

微生物さまさまなのである

地中海に美味しい魚が少ないという話もある。これは確か、アルプスが寒すぎて、動物の糞やら枯葉の分解が活発になる温かさにならないから腐らない、腐らないから栄養分にならない、地中海に栄養分が流れ込まないから魚も美味しくならない、

みたいな話を昔、河合塾の地理の先生がしていた気がするが、本当かどうかは知らないが多分本当である。

非常に面白いのである

え?面白くない?
私はこういう話を面白いなぁ、と思って聞いていた。

さて、受験本番の話まで到達しなかったので、それはまた次回