東大卒でも貧乏は貧乏

そんなことは当たり前だ。貧乏に学歴なんて関係無い。いい大学を出ても出なくても、お金を稼ぐ能力のある人は稼ぐし、能力の無い人は稼がないのである。

ここ数年の年収は、100万~300万くらい。
アパートの家賃は55000円。光熱費は約5000円。
晩御飯は自炊、たまに晩酌にビール。
自分用の服なんて、ここ数年、ほとんど買っていない。
10歳の娘と内縁の妻がいたが、去年、捨てられてからは自由気ままな一人暮らし。

幸せか不幸かと問われると、別に不幸ではないかな、くらい。
娘を奪われて生きる目的を失った時期もあったが、別に死ぬ訳ではないし、
40過ぎたけど、男なんて何となく気楽なもので。
こんなくだらないブログ書いているくらいだし。

2ch.の創始者、ひろゆきさんも言っているが、
いい年して、学歴どうたらなんて言っている人は、いい年こいてそれくらいしか人に威張れることが無い人、実績の無い人な訳である。本当にその通りだと思う。
僕もこんな年にもなって、ブログのタイトルに東大卒なんて書いて、みっともないし、僕の友達に、そんなダサい人は1人もおらへんのである。

けど、もう書いてしまった。

トウモロコシの実を食べた後の芯は捨てるだけだが、芯に歯をあててちゅーちゅー吸うと甘い汁が出る気がする。そういう気持ちでブログのタイトルに東大卒という言葉を入れたのだ。

東大なんて、毎年3000人以上の人間が入学するところ。国公立大学の中で最も受け入れ人数の多い大学なのである。つまり、だいたい同じ数の人間が卒業していく訳なので、東大卒なんて周囲に結構いるものである。よっぽど、甲子園に出た人や、宝塚歌劇団に入っていた人の方が、希少で、探すのが難しいはずだ。自分の友達の中にそれらの人は1人もいない。

20代後半の頃、3年と3ヶ月務めた会社を辞め、貯金を崩しながら、毎日友達と居酒屋へ行っていたあの頃が人生の絶頂だったかもしれない。毎日が楽しかった記憶がある。しかし、1000万円ほどあった貯金は1年ほどでなくなり、アルバイトをすることになるのである。履歴書に最終学歴東京大学と書く訳であるが、

アルバイトの面接ではことごとく落ちた。

東大卒のプータローなんて、誰も一緒に働きたくないのである。

仕方がないので、学歴詐称してアルバイトの面接に臨んだものである。幸い、東京大学の「東」と「京」の間に漢字を1文字入れると、あまたの名門私立大学が誕生するので、何枚かそれで履歴書を書いたと思う。それでも落ちた。当時は、東京にはまだ、フリーターが溢れていたのである。週5,6、毎日8時間くらい働くフリーターが。

最終的に採用されたアルバイト先(DOUTOR)は、ちゃんと東京大学って書いた履歴書で受かった。5年ほど働いた。バイトリーダーにもなった。今でもDOUTORは大好きである。わたしの命の恩人である。

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